【前撥】 まえばち
 「撥付け」の技法において、棹寄りに撥を当てること。また、その技法。音緒寄りを強く打つ「後撥」に対して、棹寄りに押し込むようにして撥を当てることを「前撥」と言う。
 基本的には、胴の木枠に当たらないぎりぎりの位置に撥を押し込み、皮の振動を殺して小さくパーカッシヴな音を出す。奏者により、右手親指を併用してさらに音を殺したり、あるいは駒止めを併用して駒の振動も抑える場合もある。

【撥付け】 →関連事項
【駒止め】 →関連事項
【後撥】 →関連事項
No.96 by りょう メール
2005/01/25 [Tue] 01:12
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