津軽三味線の演奏時にはかけ声を使う。伴奏時には、唄い手の息継ぎを補い、タイミングを知らせ、時に気合を入れる役割がある。合奏時には、次のパートに移動する合図となる。たまに独奏時にかけ声をかける人もいるが、これは自分に気合を入れているか、聴衆にアピールしているかのどちらかで、深い意味はない。基本的に8分の4拍子の3拍目で声を出す。 かけ声にはその奏者の個性が色濃く表れる。三味線の手からは解らなくとも、かけ声を聞けばその人の出自が解るほどだ。モノマネでも重要な位置を占めるため、三味線の稽古もせずかけ声の稽古に励む人も多い。 |
No.65 by りょう 2005/01/20 [Thu] 01:51 修正・削除 |
|
|