【英語崇拝】 えいごすうはい
 浜崎あゆみの歌のタイトルはすべて英語である。芸名にしても「浜崎あゆみ」と標記することは稀で、どっちかと言えば「AYUMI HAMASAKI」と、ご丁寧にも姓と名を逆にして、英語風に書くことが多い。
 EXILEのメンバーは、HIRO、MATSU、USA、MAKIDAI、ATSUSHI、SHUNの6名である。「弘」とか「松」とか「俊」とか、漢字で書いてはいけない。
 長渕剛の歌「JAPAN」は、国を愛し、国を憂う情熱的な歌だが、タイトルは「JAPAN」である。その上、サビは「Japan What are you doing?」と立派な英語。
 サニーブライアン、スペシャルウィーク、アドマイヤベガ、アグネスフライト、ジャングルポケット、タニノギムレット、ネオユニヴァース、キングカメハメハ、ディープインパクト。ここ10年間、日本ダービー優勝馬の名前はすべて英語である。「日本ダービー」は本来「東京優駿競走」という正式名称があるのだが、まずほとんど使われない。
 クラブイベントのタイトルは99%英語であり、クラブDJの名前は99%アルファベットである。フリーターの賢治くんは、クラブでブースに入ると「DJ KEN」になる。
 パソコンのデバイスにおけるデファクトスタンダードのステータスは、エンドユーザーのシェアにダイレクトに表れる。
 それなのに、である。
 三味線界に限って、英語崇拝をことさら嘆く人がいるのは、まったく解せないことである。

【ローマ字】 →関連事項
No.121 by りょう メール
2005/02/17 [Thu] 20:23
修正・削除