三味線の皮から糸を持ち上げ、糸の振動を皮と胴へ伝える役目をする器具。津軽の場合、一般に竹製の台と、象牙または鼈甲製の芯でできている。駒の高さは何分何厘と調節する。2分8厘から2分4厘が標準的。駒が糸に直接触れる部分を糸道といい、糸の太さに合った3本の溝を彫る。 素材の好みは人それぞれだが、台部分に用いられる竹としては煤竹(すすだけ)が高級とされる。色が黒ずんでいるのが特徴だが、昨今はこれに似せるため色を染めた商品も出回っているので注意が必要。糸に当たる部分は、一般に鼈甲だと柔らかく音伸びが良いとされ、象牙だと硬質でキレの良い音が出ると言われる。 |
No.24 by kanko 2005/01/10 [Mon] 15:54 修正・削除 |
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