ふたつの意味がある。ひとつは、現在主流となっている三味線独奏のこと。「曲」という言葉が、楽曲を意味する言葉として津軽に根付いていなかったことを考えると、これは「曲芸的演奏」という意味だと解釈するの妥当だろう。実際、津軽の三味線独奏は高度なテクニックの連発によって一種曲芸化している部分もある。 もうひとつは、単なる演奏にとどまらず、撥以外のもので三味線を弾いたり、二人羽織をしたり、正統派から外れた演奏法法のこと。一時期、「じょんがら漫芸」と共にこの「曲弾き」を得意とする芸人もいたらしいが、残念なことにこちらはほとんど残っていない。 |
No.73 by りょう 2005/01/21 [Fri] 04:17 修正・削除 |
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