≡津軽三味線用語大辞典≡
【ま】4

【まいね】 まいね
 津軽弁で「ダメだ」という意味の言葉。「うまいね」と勘違いして喜んではいけない。「まね!」「まい!」と使うとされに強調され、「まねまね!」と2回繰り返せばさらに強く否定する表現となる。「まいね」に相反して「んだ」が肯定的。

【んだ】 →関連事項
No.26 by りょう メール
2005/01/11 [Tue] 03:37
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【前撥】 まえばち
 「撥付け」の技法において、棹寄りに撥を当てること。また、その技法。音緒寄りを強く打つ「後撥」に対して、棹寄りに押し込むようにして撥を当てることを「前撥」と言う。
 基本的には、胴の木枠に当たらないぎりぎりの位置に撥を押し込み、皮の振動を殺して小さくパーカッシヴな音を出す。奏者により、右手親指を併用してさらに音を殺したり、あるいは駒止めを併用して駒の振動も抑える場合もある。

【撥付け】 →関連事項
【駒止め】 →関連事項
【後撥】 →関連事項
No.96 by りょう メール
2005/01/25 [Tue] 01:12
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【マゾヒスト】 まぞひすと
 自虐的嗜好性を持つ人。
 どういうわけか津軽三味線はマゾヒストにウケる。かつて盲目のボサマが生活を賭けて吹雪の中で演奏していた、そんなストイックなイメージがあるからだろうか。
 そんなに上手くもない人が「私は三味線にすべてを賭ける」とか「三味線がないと生きていけない」とか言っちゃったりして、かわいそうな自分に酔っている。そういう人に限って口だけは達者だから手に負えない。
 余計なことを考える暇があるなら、その時間を稽古に当てて大会にでも出た方が賢明だろう。
No.32 by りょう メール
2005/01/11 [Tue] 04:21
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【丸三】 まるさん
 三味線糸のメーカー名。正式には「丸三ハシモト」という。1の糸から3の糸まで、また絹からテトロン、ナイロンなど材質を選ばず愛用者が多いトップメーカー。「丸三極上」の他、「放射線照射済み」がうたい文句の「コバルトナイロン」「コバルトテトロン」シリーズが有名。また「浄瑠璃糸」もこのメーカーが大半を占めている。浄瑠璃糸太口はおよそ30号、中口でおよそ28号に相当する。

【糸】 →関連事項
【放射線照射】 →関連事項
No.61 by りょう メール
2005/01/20 [Thu] 00:50
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