≡津軽三味線用語大辞典≡
【ほ】3

【放射線照射】 ほうしゃせんしょうしゃ
 丸三のナイロン・テトロン糸には、「放射線照射済み」と表示されている「コバルトナイロン」「コバルトテトロン」というシリーズがある。
 コバルト照射とは、癌などの治療に使うきわめて強い放射線(ガンマ線)を当てる事で、高分子の共重合,グラフト重合,架橋反応が生じ、繊維構造が力学的に強化されるというもの。要するに、放射線をテトロンやナイロンの糸に当てると繊維が強くなるってこと。
 確かに、金巻きに比べるとコバルトナイロンは若干強いような気もするが・・・・。実際の使用感は是非ご自分で試して頂きたい。

【丸三】 →関連事項
【金巻き】 →関連事項
【糸】 →関連事項
No.101 by りょう メール
2005/01/25 [Tue] 01:59
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【ほんずねー】 ほんずねー
 津軽弁。「ほんずない」「ほんず落とす」「ほんず抜かす」「ほんずねぐしてまる」など幅広く活用する。広い意味で「バカ野郎」「頭の悪い奴」と訳される。例えば、酔っ払って自分を見失い馬鹿げた事をしたり、常識的なことを忘れてしまったり、ボケてしまったりした場合に「ほんずねー奴だ」と言う。何度も何度も同じツボを外して師匠に教えてもらっても、また同じところでツボを外したときには「なんぼほんずねぇやづだじゃ!」と叱られるであろう。
No.52 by りょう メール
2005/01/18 [Tue] 17:51
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【ボサマ】 ぼさま
 津軽弁で盲目の人あるいは障害を持つ人が、家々で唄をうたい三味線を演奏したり芸をして、お金やお米を貰いながら門付けする人のことをボサマという。首から袋を下げ金品をもらう姿が托鉢をする僧侶のようだったので、坊様がなまり「ボサマ」と変化したとされる。明治初期ぐらいから津軽地方に登場した。このころは「ボサマ三味線」と言う言葉があっただけで津軽三味線という言葉はまだなかったらしい。また、金品などを貰う人、乞食をする人、欲張りな人を「ホイド」といいボサマはホイドと扱われ蔑視されていた。

【めぐ】 →関連事項
No.33 by kanko メール ホーム
2005/01/12 [Wed] 23:37
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