津軽三味線を大きく分けると「叩き」と「弾き」の二系統に分かれる。現在の津軽三味線はほとんどが前者の「叩き三味線」。「弾き」とは、前撥のみで強い音を出さず爪弾く音を主体とする三味線のこと。「撥付け」と言われる撥の前後運動がほとんどないのが特徴。故・高橋竹山がこの系統唯一の継承者であったが、演奏活動に専念した結果多く弟子を取れなかったため、希少な流派となっている。 なお、「弾き三味線」を名乗っているが、実は「叩けない」だけの人も結構存在するので、見極めが大切である。
【叩き】 →関連事項 |
No.88 by kanko 2005/01/24 [Mon] 00:14 修正・削除 |
|
|