津軽三味線奏者の表現としてライブ活動をしながら津軽三味線の成り立ちや曲の説明などを言葉で伝えて行くが、それだけでは満足せず何か形に残したいという意欲が発生する。この形がCDでのレコーディングである。昔でいう「レコード」だ。 現在では和太鼓や洋楽楽器などの現代風アレンジセッションをする風潮にあるが、それが後押しされたらしく、次々と津軽三味線CDが発売されている。しかし、それが奏者の自己満足で終始する場合もあり、大衆が求めているかどうかは定かではない。だがCDという媒体を利用して古典と現代アレンジをかみ合わせ、世に送りつづけることは進歩的なことであり、新しい物を求める津軽の「えふりこぎ」精神といえるかもしれない。
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