≡津軽三味線用語大辞典≡
【さ】6

【棹】 さお
 ギターで言うネックに当たる部分。この棹のツボもしくは勘所と呼ばれるポイントを左手指先で抑え、音律を決め演奏する。三味線の棹には、細棹、中棹、太棹とあるが、津軽三味線は太棹を主に用いる。棹の材質は花梨、紫檀、紅木とある。上部から天神部、中棹部、下棹部と別れており、その3つを組み立ててひとつの三味線の棹になっている。指かけを付け演奏するが湿気も吸いやすく艶布巾で汚れを取り艶を出す。高級な棹には、分解した際の継ぎ手部分に「金ホゾ」(金細)と呼ばれる金細工を施してある。

【三つ折り】 →関連事項
【延べ棹】 →関連事項
【花梨】 →関連事項
【紫檀】 →関連事項
【紅木】 →関連事項
【黒檀】 →関連事項
【金ホゾ】 →関連事項
【指かけ】 →関連事項
【艶布巾】 →関連事項
No.23 by kanko メール ホーム
2005/01/10 [Mon] 15:42
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【棹拭き】 さおふき
「艶布巾」を参照

【艶布巾】 →関連事項
No.80 by りょう メール
2005/01/22 [Sat] 03:22
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【さわり】 さわり
 天神部、上駒のすぐしたにあるくぼみと山の細工でくぼみの部分を「さわりの谷」山の部分を「さわりの山」と呼ばれる。1の糸の開放絃が振動したときに独特のビリビリと言う余韻を生じさせる役割がある。天神部の裏側にネジが通してあり、そこでさわりの山を調節することでさわりをつける。一つ一つの三味線にもよるが、2の糸3の糸の調子が正しく合う時、特定の勘所を押さえたときにも共鳴し余韻が生じる。
 長く演奏をしていると、振動と摩擦により「さわりの山」が段々となくなっていき、さわりが付きにくくなるので、なくなったらメンテナンスをして山を元に戻す必要がある。
No.41 by kanko メール ホーム
2005/01/15 [Sat] 14:58
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【三枚撥】 さんまいばち
 一拍の間で撥を3連打すること。正確には8分2連に4分音符を加えた連続音で、最後の4分音符が2拍目の頭にくるように叩く。よされ節やあいや節など、じょんがら節を除く五大民謡で多用される。時にじょんがら節の曲弾きで使う人もいるが、いずれにしても唄の中では使わないのが普通。じょんがら節では、二連打する「二枚撥」が使われる。さらに高度な技として、「四枚撥」なるものも存在する。

【二枚撥】 →関連事項
【四枚撥】 →関連事項
【よされ節】 →関連事項
【あいや節】 →関連事項
No.113 by kanko メール ホーム
2005/02/01 [Tue] 10:26
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【ザ】
 津軽三味線および民謡用語につく接頭辞。英語の定冠詞とは意味・用法が異なり、三味線・民謡用語をナウくするためにのみ用いられる。伝統と化しているので、あまり無粋なことを言ってはいけない。
 「ザ・Tsugaru」「ザ・Minyo」など、「ザ」の後ろはローマ字が基本。ときに個人名にも「ザ」をつける。「ザ・じょんがら」など、楽曲のタイトルにも頻繁に用いる。時に平仮名の「ざ」も見受けられる。

【ローマ字】 →関連事項
No.9 by りょう メール
2005/01/08 [Sat] 14:12
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