上村彰洋さんに皮を張り替えてもらった。
津軽三味線奏者として有名な上村彰洋さんをご存知だと思いますが、
その上村さんは、独自に研究に研究を重ね、独学で「皮張り」を習得したとのうわさ。
金髪で大柄な上村さんから考えられないようなお話。私は直接ご本人に連絡をして、
その真相を探ろうとしたのです。
すると、それは本当の話でした。
お知り合いの三味線屋さんへ、実際に皮張りをする現場で見学を5件ほどさせてもらったとのこと。
企業秘密で教えられないところは踏み込めなかったものの、
「そこで見て覚えた腕前は本職さながらだ」とご本人周辺の演奏家は語っているのだとか。
私が持っている三味線に、9分8厘の棹がある。ちょうど破けていたので依頼することに。
kankositeが開設されて以来のお付き合い。安物をお願いするわけにはいかない。
「¥65,000の極上犬皮でお願いします」気前のいいkankoさんはとってもいい皮をチョイス。
張替えをお願いしたのです。
三味線胴を発送して、到着した日にはもう張替えが終わったと連絡!
驚きました。すっかり三味線職人じゃないですか。動画も添えて連絡くれました。
楽しみもより増していきました。
早速到着したウレタンに包まれた専用の箱から胴を取り出し、
組み立てて、音色を確認しました。
いかがですか?kankoの下手な演奏はどうでもいいですけど、皮の張りの良さが伝わるでしょうか?
ビンビンに張った皮から、鳴りのいい音が出てますよね。上村さんの多彩さに改めて感銘しました。
上村彰洋さんに皮張りをお願いしてよかったです。
上村彰洋 FB https://www.facebook.com/kadaru.warashando
上村彰洋 Twitter https://twitter.com/info96875889
2021年1月28日